会長挨拶

このたび、第65回日本白内障学会総会および第52回水晶体研究会を、2026年9月4日(金)~6日(日)にかけて、宮崎のシーガイアコンベンションセンターにて開催させていただく運びとなりました。歴史ある本学会の会長を拝命し、心より光栄に存じます。

今回のテーマは「Patient based medicine 完全透明化を目指す水晶体研究」といたしました。白内障治療の現場では、いま患者さん一人ひとりに向き合い、その生活の質向上を追求する姿勢がより一層求められています。医学・技術の進歩により、私たちの手で水晶体の透明性を最大限に回復する研究も、日々大きく前進しています。しかしながら、“完全な透明化”の実現には、基礎・臨床双方の英知を結集し、真摯に患者さんの声に耳を傾けることが不可欠だと感じております。

本総会では、昭和医科大学の神谷和孝先生をお招きし、「瞳孔から考える白内障手術戦略」をテーマとした特別講演をはじめ、教育講演、シンポジウム、一般演題、ポスター発表、共催セミナー、機器展示など、多彩なプログラムを予定しております。基礎と臨床、そして産業界の皆さまが一堂に会し、活発な議論と情報交換の場となることを心より願っております。

また、2026年9月5日(土)には懇親会も予定しております。宮崎ならではの温かなもてなしと美しい自然の中で、参加者の皆さま同士の交流がより一層深まることを楽しみにしております。

本学会が、白内障および水晶体研究のさらなる発展と、患者さん本位の医療の実現に寄与できる機会となりますよう、心より願っております。

宮崎の地で皆さまにお目にかかれますことを、主催者一同、心よりお待ち申し上げております。

第65回日本白内障学会総会 会長 宮田 和典
(医療法人明和会 宮田眼科病院)

第52回水晶体研究会 会長 森下 英晃
(九州大学大学院医学研究院生体機能学分野)

ページトップ